
各サーバーに用意されているWordPressの自動インストール機能か、FTPツールを利用して手動でWordPressのコアファイルをサーバー上にアップロードし終え。
利用するDBも用意できた後にWeb上から行う初期インストールの流れを今回説明したいと思います。
これが終わればWordPressのインストール作業は全て終わり、サイト公開が可能となります。
Web上での初期設定開始
まずWordPressのコアファイルをアップロードしたURLにアクセスして下さい。
自動的に初期設定のURLにリダイレクトされると思います。
もしされない場合は以下のURLにアクセスして下さい。
上記の画面が表示されましたらさぁ、始めましょう!をクリックしてインストールを開始しましょう。
データベース接続の情報を記入
WordPressの設定情報や記事情報は全てDBにて管理されます。
この画面ではWordPressのデータを管理するDBにアクセス可能か?問題ないか?を確認する工程となります。
サーバーの管理画面にて独自に用意したデータベース情報を順に記入していきましょう。
URLが見つかりません。管理画面で作成したデータベース名を記入して下さい。
用意したデータベースにアクセス可能なユーザー名(ID)を記入して下さい。
ユーザー名と一緒に作成したパスワードを記入して下さい。
基本的にはlocalhostで問題ありません。
しかし使用するサーバーによってはこの値が変わるため、もしlocalhostでエラーが出る場合はサーバーの管理画面から適切な値を確認して下さい。
サーバー | ホスト名 |
---|---|
エックスサーバー | サーバーパネル > MySQL設定 > MySQL情報 |
コアサーバー | localhost |
ここの意味が分からない人はとりあえずWordPressの脆弱性を突かれ、データベースをクラックしようとした際に、初期値のままだと簡単にテーブル名が分かってしまうので必ず変えておきましょう。
blog_でもosuosu_でもwpdesu_何でもOK。
注意点としては最後に_(アンダーバー)を入れるとDBを直接編集する際に見やすくなりますので入れておきましょう。
また長すぎるのもあまり良くないため2-6文字程度が良いでしょう。
テーブル接頭辞を変えるとDB一つに対してWPを複数インストール可能になりますが絶対に辞めましょう。
契約したサーバーの格安プランなどではDBが一つしか作れない物もあり、接頭辞を変えて複数インストールしてサイトを運用する事も可能ではあるのですが多くのデメリットが存在します。
DB一つで複数サイトが運用できるというメリットは有りますが、デメリットの方が大きすぎるため推奨出来ません。
更新をしない数ページのペラサイトを作るのであれば問題はないかもしれませんが、数十ページ以上のサイト規模になるのであればDB一つに対してWPは一つのみとしましょう。

テーブル接頭辞って何?どこの事?という方は以下の画像を御覧ください。
phpMyAdminというツールを用いDBを直接覗いてみるとWPの設定情報を覗くことが出来るのですが、テーブル名にwp_が全て付いているのが分かりますよね。
一つのDBには同一テーブル名を作ることが出来ませんので、もし他のサービスなどでWPの固定テーブル名を使っていた場合には、接頭辞を変えて回避する使い方が好ましいのですが、基本的にWPに使ったDBは他に流用しない。WPのデータしか入れないという認識で運用するのが適切です。
まぁココらへんの説明は私が最初の頃はちんぷんかんぷんで何だろ?この項目は?という考えしか出来ず、変えたほうが良いの?どうすればいいの?と悩んだ部分でもありますが、分からない人は上の説明にある通り適当に2-6文字に変更しておけばいいでしょう。
上記の項目全て入力ができましたら送信を押してみましょう。
もしここで入力間違いがありましたら以下のページが表示されます。
そうなった場合は、再度記入内容を確認しDB接続可能な情報を記入して下さい。
無事接続が出来ましたら以下のページが表示されます。
インストール実行を押し、インストール処理を終えましょう。
サイト情報入力画面
無事インストールが終わりましたらサイトの基礎情報を記入する画面になります。

ここで記入した内容は後ほど変更可能ですので、あまり悩まず気軽に決めて大丈夫です。
サイトタイトルとなります。
SEO上大事なものとなっておりますので、ビシッとここで決めておきたいところですが、まだ良い案が決まってない場合は仮タイトルでも良いでしょう。
昔は初期値がadminだったのですが、今は自由記入となっております。
ただ自由記入となっても「admin」という名前は絶対に避けて下さい。
未だに海外からのアクセスにてログインIDをadminで試す方が多いですから、adminを使用しているとクラッカーの手間を半分手助けしてしまいますからね。
セキュリティの関係上分かりやすいIDではなく複雑なIDにしておきましょう。
こちら初期値のままで大丈夫です。
インストールする際に毎回自動的に生成されており推測されづらい強力なパスワードとなっております。
もしあなたの好きなパスワードに変更したい場合は強力と判定されるパスワードを使用して下さい。

パスワードは以下のように脆弱判定をしてくれます。
必ず強力となるパスワードを使用するようにしましょう。




こちらのメールアドレスはコメントを手動認証する際にメール送信を設定していたり、プラグインによる連絡先に使用されるなどの管理者へとメールを送る際に使用されるアドレスとなります。
インストール完了後にはセットアップ完了メールが届きますので必ず届くアドレスを記入しましょう。
こちら会員制サイトなどGoogleやYahooなどURLをインデックスさせたくないクローズドなサイトを作る場合はチェックしておきましょう。
サイトの初期設定が完了するまで未完成サイトは公開したくない方もチェックしておくと良いでしょう。
私は気にしないので毎回そのままOFFで初期設定を終えております。
上記記入内容に問題がありませんでしたらWordPressをインストールをクリックし初期設定を終えましょう。
インストール完了
インストールが完了しましたら以下のページが表示されます。
先程記入したIDとパスワードでログイン画面を経て管理画面にログインしてみましょう。
この段階で先程記入したメールアドレス宛にインストール完了メールも送付されておりますので、そちらも後ほど確認して下さい。
届いてない場合は迷惑メールなどに入っている可能性がありますので、後ほど管理画面から届くアドレスに変更しておくことをオススメします。
ログイン画面
先程記入したIDとパスワードを記入してログインしてみましょう。

「ログイン状態を保存する」はお好きにチェックして下さい。
私は管理画面で記事を毎回手動投稿しているのでチェックしております。
ダッシュボード確認
この画面が表示されればインストールが無事完了となります。
WordPressへログインした際、最初に表示されるダッシュボード画面です。
これから色々と初期設定など細かい部分を調整していく必要がありますが、URLにアクセスするとサイトが表示され、記事を投稿することでブログを開始できる状態となっておりますのでインストールという面ではこれにて全て終了となります。
これからのこと
WordPressは年々シェアを拡大し今では世界的人気のCMSツールです。
ですが、人気ということは脆弱性などがあった場合はオープンソースということもありクラックされる可能性が非常に高く、インストールした素の状態で使用を行うとセキュリティの観点から非常に危うい環境であるとも言えます。
個人でできる簡単なセキュリティ対策がありますので、この後はサイトの一般設定からプラグインインストール・セキュリティ対策など。
サイト公開を行う前に必要な手順を最初のうちに全てやっておきましょう。
後ほど当ブログで実施している対策を全て記事にする予定ですので、サイトをお気に入り登録などして公開をお待ち下さいな(*・ω・)*_ _))ペコリン
おわりに

今回の記事ではWeb上で行うインストールの流れを説明しました。
これからは管理画面にログインして行う設定が多数残っておりますが、とりあえずサイト公開が可能な段階にはなりましたので一区切りといって良いでしょう。
まだまだやることは多いですが、頑張って設定していきましょうね。
ちなみに・・・。
WordPressは非常に便利な反面。慣れるまで少し大変なんですよね。
個人的にはあまり好きではない(笑)
なぜなら色々と面倒だから(^^;
DBを用意して、バックアップ取るのも大変だし、引っ越しも一苦労。
昔のHTMLサイトみたいにサーバーのファイルを丸ごとダウンロードしておけば、引っ越しも丸ごとアップロードするだけで楽々。というのはWordPressでは出来ませんからね。
でも利用者が多く、便利な機能も多い。
サポートの面や知識として知っておかないと今後仕事の面でも困るため勉強・活用している節があります。
テンプレート販売もHTMLではなくWordPressがメインになってきてますしね。
でも手軽に管理できるHTMLが今でも好きなので、小規模なサイトはHTMLでも良いんじゃない?というのが個人的な感想だったりします。